ひぐまの癒し処

お祓い塩の話
2015年03月16日

『ひぐまの癒し処』では、「お祓い塩」をご用意しております。

「お祓い塩って、何?」と思ってる方も多いことと思います。

よく、お寿司屋さんとか居酒屋さんとかの玄関脇に、
小さな器に入れた「盛り塩」を置かれているのは、見た方も多いと思います。

これは、下記の故事に則って、人寄せの為の縁起担ぎとしての盛り塩です。


秦の始皇帝には沢山の女性があり、毎日訪ねる所を自分で選ぶのは大変なので、
牛車に乗り、その牛が止まった所を晩の宿とすることにした。

三千人の女性の中には賢い女性が居り、自宅の前に牛の好きな塩を置いた為に牛車が止まり、その女性は皇帝から寵愛を受けた。 
これゆえ、塩を玄関先において、千客万来のおまじないとしておくようになった。

 

これとは別に、塩が清浄や生命力の更新といった意味合いがある為とも言われています。
お清めにお塩を撒いたり、お葬式の帰りに玄関先で家に入る前に体に塩を掛けたりしますよね?!

『古事記』には海水で禊・祓いをした記載があり、これを潮垢離(しおごり)と言いました。

ですから、古来日本では、お塩には神聖な意味合いがあり、
「魔」から守ってもらったり、「鬼」を寄せ付けないと信じられていたんです。

でも、せっかく盛ったお塩も固くなっては意味が無いのを知っていますか?

お塩は湿気をよく吸いますので、すぐに固くなってしまいます。
固くなったお塩には、清 浄の効果は無くなっていたり薄れていたりするので、
出来れば毎日新しいあら塩に変えなければいけません。
しかしながら、日々忙しく過ごしている現代人にとって、それは負担ですよね?
せっかく心穏やかに過ごすためのもので、新たなストレスを感じるのはどうなんでしょう?

私も元来面倒くさがりなので、毎日のお塩替えをよく忘れてしまって、
「なんか、不吉なことが起きたらどうしよう?!」
とか
「罰(バチ)が当たったら嫌だなぁ・・・」
とか思ったことも、1度や2度ではありませんでした。

何か、こんな私でもキチンとお祀りできる方法はないものか・・・?

こうして考えたのが、岩塩での「 お祓い塩」です。

岩塩ですから、最初から固いので毎日変える必要はありません。

替え時は、

1.色が極端にかわってしまった
2.角が溶けて丸くなってしまった
3.お水が湧いてきた
4.お祀りしてから日数が随分と経ってしまった  などなど

※お祓い塩の効果は人や祀っている場所によってまちまちですが、通常2~3ヶ月です。
  但し、1~3の場合は、即、新しいお祓い塩と取り替えて下さい。

あなたも、お塩の効果を試してみませんか?

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